蒸留酒と奴隷①

「世界を変えた6つの飲み物」著トム・スタンデージ

こちらの本を読みました。


世界を変えた6つの飲み物 – ビール、ワイン、蒸留酒、コーヒー、紅茶、コーラが語るもうひとつの歴史

 石器時代からのアルコール飲料の歴史がわかりやすく説明されていて大変興味深かったです。

 その中で、蒸留酒と奴隷の結びつきについて書かれている部分がありましたのでご紹介します。

ラムバリオンはまもなく「ラム」と呼ばれるようになり、まずはカリブ諸島全域に、続いて世界各地に広まる。新しく連れてこられた奴隷には、新たな環境になじませるための手段の一つとして、ラム酒を与えた。体の弱い者を排除し、反抗的な者を従属させるためである。奴隷の主人たちは過酷な労働に耐え、苦しみを忘れさせるために、ラム酒を奴隷に定期的に支給した。ラム酒はまた、動機づけの材料としても使われた。ねずみを捕まえるなど、とりわけ嫌がられる仕事をした者には、報償としてラム酒が追加支給された。プランテーションに残る記録によると、奴隷は一般に、年間二~三ガロン(約八~一二リットル)のラムの配給を受け『一三ガロン(約五二リットル)も支給されたこともあった』、これを飲むか、あるいは食べ物と交換した。こうして、ラムは社会統制の重要な道具となったのである。

「反抗的な者を従属させるため、過酷な労働に耐え、苦しみを忘れさせるために、社会統制の重要な道具として奴隷に蒸留酒が支給されていた」

ということです。

私は読みながら「これはもう何百年も前のことだから」とは思えませんでした。

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