ドーパミン神経の活性化の方法に、「自分を褒める」があります。
コストもかからず、すぐにできるのでとても有効なのですが、「自分を褒める」ことはドーパミン神経の回復だけが目的ではありません。
アルコールの問題を抱えている人は、飲み続ける生活の中で日々傷ついています。
・やめようとしてやめられなくて、「自分はダメなやつだ」と唱え自分を傷つける。
・酩酊してトラブルを起こし、「自分は最低なやつだ」と唱え自分を傷つける。
・仕事や人間関係や健康を損ね、「自分には価値がない」と唱え自分を傷つける。
アルコールの問題を抱えている人は、毎日毎日、自尊心を低下させているのです。
自尊心が低下しきってしまうと、人は「もう自殺しようかな」と思うようになります。
(これは原始時代の頃のプログラムが脳に残っているからです、うつ状態と呼ばれたりもします)
自殺願望を消すにはアルコールを飲んでドーパミンを出すしかありませんので、毎日アルコールを飲み続けます。
毎日アルコールを飲み続けるのでトラブルは続き、自尊心はさらに低下していきます。
自尊心が高くならないとアルコールは手放せないのに、依存症者は、毎日自分で自分を傷つけ、自ら自尊心を低下させているのです。
このパターンを、褒めることで変えていくのです。
自分で自分を褒めれれば自尊心は低下しなくなります。
褒めれている間は、自尊心の低下からアルコールを飲んでしまうことはなくなります。