アルコールを飲むと気持ちがよくなるのはドーパミンが大量に分泌されるせいです。
ドーパミンが出ると気持ちがいいので、「また飲みたい、また飲みたい」とアルコールを強く求めてしまい、次第に飲酒は習慣となっていきます。
そのようにお酒を長期間飲用していると、徐々にドーパミン神経は壊れていきます。
アルコールで大量のドーパミンが出るので、脳がアルコール以外ではドーパミンを出さなくなるのです。
するとアルコール以外の楽しかったことではドーパミンが出なくなります。
大切な人と関わる時間も、ドーパミンが出なくなっているので以前より嬉しく感じられなくなります。
アルコールでしかドーパミンが出なくなると、人生の喜びもアルコールを飲むことしかなくなるのです。
アルコールに依存している状態というのは、このようドーパミン神経が壊れてしまった状態のことといえます。
でも、壊れたドーパミン神経は回復します。
本でも書いていますが、3週間あればドーパミン神経は回復します。
3週間すればアルコール以外でも再び気持ち良さを感じられるようになるのです。
ドーパミン神経が回復すると、アルコールを摂取する以外のことが楽しくて気持ち良くなります。
ドーパミン神経がさらに活性化していくと、アルコールより楽しいことがどんどん出てきます。
アルコールを我慢せずにやめるには、ドーパミン神経の回復と活性化が鍵となるのです。