「酒は百薬の長」という言葉があります。
誰もが一度は耳にしたことがあるでしょう。
「適量な飲酒は健康に良い」という意味で使われていますが、この言葉の由来は紀元前3世紀に書かれた漢書にあります。
『新』という国を建国した王莽が酒、塩、鉄を専売し税を多く徴収する目的で、酒は良いものと宣伝したのが始まりです。
『酒は百薬の長』という言葉は、元々が税収を増やすためだけにつくられたキャッチコピー、広告コピーです。
そして、二千年以上も前につくられたキャッチコピーが、現代でも使われています。
これだけ情報が集めやすくなった現代でも、「適量なアルコールは健康に良い」と思っている人は多いです。
本当に「アルコールは薬」なのでしょうか?
それとも、誰かが何かの目的のために使っている「キャッチコピー」のままなのでしょうか?
私たちが、アルコールを飲んで一番得する人は誰でしょう?
この「お酒の本質、目的」について、疑問に思ったり考えたりすると、アルコールに対して客観的に関われるようになります。
アルコールへの欲求も低下させることができますので、時間があるときに少し思い出してみてください。
「私たちが、アルコールを飲んで一番得する人は誰でしょう?」
これらについては、今後データを揃えながら書いていこうとも思っています。