そもそも「習慣」とは「無意識」に行ってしまっている行動です。
それに対して「意識」とは、頭で考えたことをあれこれ身体に命令して行っている行動です。
この「無意識」と「意識」は、大きさが全く違います。
氷山の一角という言葉がありますが、「意識」は「無意識」の表面の一部分でしかありません。
普段私たちが「意識」できているのは「無意識」の中の本当にわずかなわずかな部分なのです。
小さな存在でしかない「意識」が、とてつもなく巨大な存在の「無意識」に「今日から習慣を変えようぜ」と指示をしてみたところで、「無意識」はそんな指示を全く聞いてはくれません。
小さすぎて影響力がない「意識」では、巨大な「無意識」を動かすことはできないのです。
ですから「お酒をやめよう」と「意識」がどんなに「頑張って」身体に命令しても、「無意識」はお酒を飲む習慣を変えてはくれないのです。