このところ依存症の資料などを探していて感じたことなのですが、
どうやらお酒をやめようとしている人の中には二つのケースがあって
「お酒をやめたいと思っている人」と、
「お酒をやめなさいと言われているけど本当はお酒をやめたくない人」に分けられるようです。
「お酒をやめたいと思っている人」と
「お酒をやめなさいと言われているだけの人」は、
内面が大きく違います。
「お酒をやめたいと思っている人」は、
お酒をやめるための方法を探していますが、
「お酒をやめなさいと言われているだけの人」は、
なんとかお酒を飲み続けられる方法を探しています。
今現在ある禁酒にまつわるデータの大多数は、
おそらく「お酒をやめなさいと言われている人」から出した統計なのかなと感じました。
例えば、禁酒の成功率は何%である、等と語られることがありますが、
あれは、お酒をやめたくない人にお酒をやめさせることができる確率、のことでしょう。
(ですので、医療関係者から語られる「お酒をやめるのは難しい」という話も、
「お酒をやめたくない人にお酒をやめさせるのは難しいよなあ」という感想なだけ)
お酒のやめ方を検索する意味
お酒をやめたいと思い立ち、ネットで検索して禁酒の情報を集めようとする人がいます。
そういう人は「お酒をやめたいと思っている人」であり、
そしてお酒をやめるための行動を実際に起こし始めた人です。
マラソンを始めようとする人はマラソンについて検索しますし、
資格を取ろうとする人はその資格や勉強方法について検索します。
現代社会において、人が何かを始める時の第一歩は、
人に聞く、スマホ、パソコンで検索するといった情報収集になります。
お酒をやめる時も一緒です。
お酒のやめ方を検索する人は、
お酒をやめる道をすでに歩き始めた人で、
その道の先にあるのは、お酒を必要としない素晴らしい日々となります。
一番ドーパミンが出るのは褒められた時
お酒をやめたいと歩き始めた人に一番効果があるのは、
「自分を褒める」です。
お酒をやめて、楽しく生きたいと思い立った自分をまず褒めてみてください。
自分のことをお酒がやめられない人間だと軽く見るのもやめて、
お酒をやめようとし始めた自分を褒めてみてください。
なぜ、お酒をやめる時に、わざわざ自分で自分を褒める必要があるのでしょうか?
それは私達の脳は、褒められた時にこそ大量のドーパミンが放出されるからです。
いつも読んでくださりありがとうございます。
長くなってしまいましたので、ここで切り、次回でまとめます。