「お酒をやめたい」という人とお話しをしていて、このようなことを感じることがあります。
「この人は本当にお酒だけをやめたいのかな?」
私に相談をしてくる人は、
「お酒をやめたいんです」
「お酒をやめなくちゃいけないんです」
「お酒をやめろと言われているんです」
みなさんそのように口にします。
でも、それを聞きながら、私はいつもこう感じてしまいます。
「この人は本当は、お酒だけではなく、何か別のことにも苦しんでいるのではないかな?」
ですので、最近はお酒をやめたいというお話を聞くときにも、お酒以外の部分に意識を強く向けるようになりました。
「この人が悩んでいることはなんだろう?」
「この人が苦しんでいることはなんだろう?」
「本当にお酒だけやめられれば良いのかな?」
そのような向き合い方をしていると、ぼんやりと浮かんでくるものがあります。
その人のお酒を飲んでしまう原因みたいなものです。
「この人はひょっとしたら、このことに悩んでいて、それが辛いからお酒を飲んでしまっているのではないのかな」
そのようなものを感じることがあるのです。
原因らしきものが浮かんできた場合は、その部分に働きかけをします。
私が悩みを解決するのではありません。
その人の本当の悩みや苦しみ、それを本人が見つめられるようにお手伝いをするだけです。
深い部分の悩み、心配事、苦しみと向き合えるようになると、それだけで飲酒の問題が消えてしまうこともあります。
「お酒の悩み」の本質が「お酒以外の悩み」であるケースは、実はかなり多いのです。
「お酒よりも深い部分の悩みを先に解決する」というこの方法ですが、これは対面以外でも活用できるように思います。
現在は、私がお話を聞きながらアプローチをしていますが、やり方、手順をまとめれば、お酒をやめたい人が一人でチェックリストを見ながら進められるのでは、とも感じています。
「お酒の悩み」も「そのほかの悩み」も、一人で一挙に解決できる、はずです。
今後、何かの形にして、そんな「新しいお酒のやめ方」をお伝えしていけたらなと思っています。
コメント
『飲酒の悩みは「正論」では解決できない』と、『本当にお酒だけをやめたいの?』
読んで、泣いてしまいました😭
でも、解決できない〜😭
居場所を見つけた気がしました😃
また読みにこさせてもらいます!
大丈夫、応援してますよ!