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楽しいことをみつけるための行動は、「苦しい」もののはずがありません。 だから安心してください。 「お酒をやめる」ということは、「我慢」することでも「苦しいこと」でもないのです。

お酒を簡単にやめた人たちは、お酒以外の楽しいことがみつかった人です。 ですからお酒をやめたい人は、お酒以外の楽しいことをみつけてください。 お酒より楽しいことが見つかれば、お酒は簡単にやめられます。 「お酒のやめ方」とは、「楽しいことの見つけ方」です。 「お酒をやめる」とは「楽しいことをたくさんみつける」です。

お酒をやめるのにかかる時間は、だいたい３週間ぐらいです。 意外とすぐにやめられるでしょう？ ３週間すると、お酒以外の「すごく楽しいこと」がみつかっていきます。 ３週間すると、お酒以外の「これに熱中したいな」ということがみつかっていきます。 「お酒を飲む」よりも「やりたいこと」がみつかると、その時点でお酒の重要度は下がり、「お酒を飲みたい」とは思わなくなって行きます。

「お酒をやめたいなあ」と思いつつも、「今日からお酒をやめよう」と決心できない人。 そんな人はぜひ、「お酒をやめる作業は苦しいことではない」ということを知ってください。 今すぐに「お酒をやめる」と決めなくていいんです。 ただ、「苦しさを感じずにお酒をやめている人はたくさんいるんだ」ということを知ってくれれば大丈夫。

実は「お酒をやめる」のは苦しくはないんです。 お酒をやめるのは「苦しい」というのは、世間の間違ったイメージです。 そんな間違った情報は、もう信じなくて大丈夫。 私自身、お酒をやめるのは、ちっとも苦しくありませんでした。

「今すぐお酒をやめよう」と思えないなら、それでも全然かまいません。 だけれども「今すぐお酒をやめよう」と思えない理由が、「お酒をやめるのは苦しそうだ」というイメージがあるからだとしたら、それは誤解なのだと知ってほしいです。

大丈夫ですよ。 今日お酒をやめなくても大丈夫です。 「お酒やめれたらいいな」と、なんとなく思えただけでもすごいことです。 まずはそんな自分を褒めてあげてください。

あなたが「今」お酒をやめられず、自分を責めているのなら、どうか心配しないでください。 お酒がやめられなくて苦しんでいるのは、たかだか「今」のことです。 その苦しみが「未来」にわたりずっと続くということはありません。

お酒をやめられない人は、毎日「自分はお酒がやめられない最低な人間だ」と言い聞かせています。 その繰り返しにより、無意識的に「価値のない人間」としての行動をとってしまっています。 お酒をやめられない人は、「自分の価値は低い」ということにも苦しんでいるのです。

普段気がつくことはありませんが、人は自らの自己評価に基づき、無意識に行動を選択しています。 ですので「自己評価が高い人」は、自然と自分にとって価値のある行動をするようになるのです。 「自己評価の高い人」は、自分にとって価値のある行動を繰り返し選択していくので、どんどん価値のある結果を手にしていきます。