この10年でアルコールの消費量が急増した国は、インド、ベトナム、ミャンマーを中心とした東南アジア諸国です。
1990年から2017年の世界の年間アルコール消費量は、209億9,900万lから356億7,600万lへと約70%増加。
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1990年以前には、ほとんどのアルコールは欧州をはじめとする高所得国で消費されていた。しかしこの状況は大きく変化し、1990年から2017年間に東南アジアでの消費量は104%、西太平洋地域では54%の急増となった。
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地域別では、2010年から2017年間には、インド、ベトナム、ミャンマーを中心とした東南アジアの中・低所得国で34%の増加。
(リンク先の記事にはお酒の画像があります。
アルコールを遠ざけている最中の方は開かないでください)
インドでのアルコールの1人当たりの消費量は過去10年で2倍超に増加しています。
ベトナム国内の年間ビール消費量は40億リットルを上回る規模に達しています。
多くの国々でビール市場の成長が鈍化する中、ベトナムでは5%を超える成長が続いています。
日系アルコール関連メーカーのそれぞれの展開と世界シェアです。
【2019年版】ビール業界の世界市場シェア&世界売上ランキング
ざっくりとまとめると、以下のような構造と言えそうです。
多国籍企業が工業製品の工場を作る。
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先進国では問題になるような環境で、たくさんの労働者を働かせGDPをあげる。
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映画やテレビやミュージックビデオに、お酒を楽しそうに飲むシーンをたくさん入れその映像を垂れ流す。
これを行なえば、10年後にその国では多くの人がお酒を飲むようになるようです。
そして飲ませている人たちは外国資本の企業です。