③やめられないお酒

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なんでお酒をやめられなかったかと言えば、

酒をやめて酔えなくなった人生には、

価値なんてないのかも、と思っていたからです。

素面の時間が耐えられないというのもありました。

素面の時の心細さ、不安感も苦しかったのです。

酒を飲むのも辛いが、飲まなくて酔わなくなるくらいなら、死んだほうがマシかも。

そうも思っていました。

生活時間の割合でいえば、酔っている時間の方が長かったのではないでしょうか。

酔ってる自分こそが本当の自分になっていました。

それでも、もしお酒を飲まなくて済むのなら、そうありたい。

お酒をやめられるものならばやめたい。

とは思っていました。

禁酒の方法はないかなとネットで調べれば、禁酒とは一生の戦いだと書いてありました。

”禁酒は苦しいのだ。依存症は苦しくて辛いのだ。

一生、一生かけてお酒を飲みたい気持ちと戦うことが禁酒なのだ”

それを見て、私には禁酒は無理だと思いました。

一生飲みたい気持ちと戦って勝てるかと言えば多分無理だから、

自分はこのまま酒を飲んでのたれ死ぬんだな、そう思っていました。

お酒をやめたいがやめられない。

どうしようと悩んでいるうちに、さらに飲酒量は進みます。

もう最悪でした。

お酒でひどい失敗を、たくさんたくさんしていくのですが、

いくら書いてもキリがないので割愛します。

その頃いつも考えていたのは

”とりあえず、やめれるものならお酒がやめたい”

です。

できるなら簡単にやめたい。

簡単にお酒をやめれるならやめたい。

でも苦しい戦いなんか無理。

どうしたらいいんだ。


お酒のやめ方

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